【保育のプロを目指す】自分の強みを最大限に活かす方法

資格やスキルアップ

この春から保育士として働いている新人保育士さんは、毎日必死に過ごしている事だろうと思います。新年度の新しいクラスに右往左往しているベテラン保育士の皆さんも毎日お疲れ様です!

日々の保育業務に取り組む中で、自分の強みを活かすことは非常に重要です。しかし、どのようにすれば効果的に自分のスキルや特性を発揮できるのでしょうか?

この記事では、新しい環境で自分の保育をどうしていこうか悩んでいる保育士のために、自分の強みを最大限に活かす方法について深堀していきます。

自信を持って保育に取り組むためのヒントや実践的なアドバイスをご紹介します。
さあ、保育のプロとして、自分の強みを活かして素晴らしい保育を提供しましょう!

自分の得意なことや好きなことを保育に活かすことで、子供たちの成長をサポートするだけでなく、自分自身の充実感や成長にもつながります。

しかし、自分の強みって何だろう??と考えてしまう人も多くいるでしょう。
今回は、自分の強みを活かして保育をしている保育士が、日頃からどんなことを考え、気を付けているのかという事を具体的にご紹介します。

ほのびこ
ほのびこ

自分の強みを見つけて、それを活かした保育をしながら成長したいと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事でわかること
  • 自分の強みを明確にしてみよう!
  • 自分の強みを活かすために出来る事って何?
  • 強みを活かした保育の実践的なアイデアと活動例
 

もっと自分らしく楽しい保育をしたいけど、どうしたらいいのかわからない…。
自分にはどんな保育が向いているのかな?
得意な事を活かして、子どもたちの事をまとめている先輩保育士のようには、なかなかうまくいかないなぁ…。と思い悩んでいる人も多いでしょう。

自分の強みを活かして、生き生きと保育士として輝く姿を見ると憧れてしまいますよね。

そんな悩みを抱えているあなたもこの記事を読めば大丈夫!

自分の得意や良さを活かして、今よりもっと保育を楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてみて下さいね♡

自分の強みを明確にするには、自己分析をしっかり行う!!

「自分の強みは何ですか?」と聞かれた時にすぐに答える事が出来る人は少ないかもしれません。
特に、保育士として保育に活かせる強みはありますか?と聞かれると困ってしまいますよね。


私も新人保育士の頃はそうでした。好きな事はあるけど、人より得意かと聞かれると自信を持って答える事が出来ない。
私が出来るくらいのレベルなら、誰でも出来るんじゃないか…。これって、特技って言えるかな??と自信を持てずにいました。

自分の強みを活かして保育をしたいと思った時に、まずは自分の強みが何かを知ることが大切です。そのために自分を分析するといいでしょう。

今までどんなことをしている時が楽しかったか、「こんなことをして誰かの役に立って嬉しかった」「どんなことで褒められることが多かった」かなど、今までの自分の人生を振り返ってみるといいですね。

しかし、自分だけでは、強みに気付く事が出来ない人も多いでしょう。そんな人のために、今回は「自分の強みを明確にする方法」をお伝えします!

STEP形式で簡単に説明するので、ぜひ試してみてくださいね。

STEP1:自己探求の時間を作る

一番最初に行ってもらいたいのは、自分自身と向き合い、内省する時間を作る事です。

保育士になって、毎日一生懸命過ごす中で、じっくり自分と向き合う時間を作ることがあまりなかったかもしれません。この機会に、自分と向き合い自己分析する時間を作ってみましょう。

静かな場所でリラックスし、自分の思考や感情に意識を向けることで、自己理解を深めることができます。

「今まで、どんな事で人の役に立った事があるのか」
「褒められて嬉しかった時には、自分はどんなことをしていたのか?」
「どんなことをした時に周りに喜ばれて、嬉しかったか?」
「小学校の時や今まで過ごしてきた中で、どんなことをしている時が楽しかったか?」
「時間を忘れるくらい夢中になれる事は何だったか?」

など、まずは自問することから始めてみましょう。

そうすることで、自分の強みが具体的にわかるようになってきます。
ここで大切なのが、自分自身と向き合うという事です。決して他人と比べて秀でている事を見つけようとしなくていいんです。

自分自身と向き合う事を大切にしましょう。
まず最初に、どんなことをしている時が楽しいのか?という事から考え始めるとうまくいくと思いますよ。ぜひ試してみてくださいね。

STEP2:過去の成功体験を振り返る

次に、自分が過去にどのような成功体験を経験したかを振り返ってみましょう。

保育士になる前のことから考えてみましょう。
学生時代、どんなことが好きな子どもだったか?
どんなことに興味を持ち、夢中になることができていたのか?
などを思いつく限り、紙に書きだしてみましょう。

その中で、
・こんなことが好きで練習を重ねて出来るようになった。
・出来なかったことに何度もチャレンジして、やっと出来るようになった。
・こんなことをした時に先生に褒められて嬉しかった。
・みんなからすごいと言われた時に嬉しかったことなどがあれば思い出してみましょう。

次に、保育士になってからの事も考えてましょう。

保育の中で特に自信を持って取り組んだことや、周囲から称賛された経験はありませんか?
自分の得意な折り紙を製作に取り入れた時に子どもたちの反応が良かった!
子供たちの姿を思い浮かべて一生懸命に選んだ絵本を読んだ時の子どもたちの目が、いつも以上に輝いていて集中してくれた。
自分の提案した運動遊びで、子どもたちが生き生きと身体を動かして楽しんでくれた。

それらの瞬間にはどのような要素やスキルが関わっていたのかを、具体的に考えてみましょう。

得意な折り紙を製作に活かせたという事なら、製作を考えるアイディアや発想が強みになります!
自分の選んだ絵本で子どもたちの反応が良かったというのなら、絵本を選ぶセンスがある
普段から、子どもたちの様子をよく観察し、子どもたちの興味のあるものを理解できているという事にもなります。

具体的なエピソードを思い出したうえで、自分のどんな強みが活かされているかを具体的に考えてみましょう!

STEP3:周りの人に自分はどんな人間か聞いてみる

家族や友人、先輩保育士など、信頼できる人々から自分について聞いてみることも重要です。

例えば、周りから見て子どもの頃はどんな子どもだったのか?どんな遊びでよく遊んでいて、何が好きだったかなど、身近にいる人から自分について聞いてみましょう。

人の前に出て発表するのが得意だった。(みんなの前で話すのが上手だった。)
人に教えるのが上手で、わかりやすい説明が出来ていた。
身近な素材を使って、いろんなものを作るのが好きだった。アイディアがどんどん出てきて、いつまでも夢中になっていた。

自分の事を家族や身近な人に聞くのは少し恥ずかしい気持ちもありますよね。でも、自分でも気づいていないあなたの良さを発見してくれるのでおススメです。自分では気づいていない自分の魅力に気付くことができるのは、とても大切な事です!

自分の強みや特徴について、周囲の人々の意見を聞いてみると新たな発見があって面白いものです。
彼らがあなたにどのような価値を感じているのかを知ることで、自分の魅力に気付き、あなたが保育士として何を活かしていいかわかるようになります。新たな気付きが得られることは、自分の強みの発見に大きく役立ちます。

STEP4:資質や興味に注目する

保育の中で、自分が特に得意とする資質や興味を見つけることも大切です。

例えば、子ども同士が楽しめるゲームを考えたり、ゲームを通して子ども同士の結びつきを深める事が得意だと言う人は、子供たちとのコミュニケーションや関係構築に強みを感じるかもしれません。

また、行事の司会進行が得意な人は園の大きな行事やイベントの計画・運営で自分の力を大いに発揮できるかもしれません。

自分が自然に取り組みたくなる分野を具体的に書きだし、どういう事で自分が生き生き出来るかを考えてみましょう。緊張しながらも、それがかえって自分に責任感をもたらし、力を発揮できる人もいるかもしれません。それらを強みとして活かしていくことができます。

自己分析と言っても難しい事はありません。今までの自分の歩んだ来た人生を自分自身で振り返ってみたり、周りに自分はどんな子ども(人間)だったかを聞いてみるだけでいいんです。

その上で、自分はどんなことをしている時が一番楽しかったとか、こんなことで人の役に立てているんだと気付く事が出来るはずです。

自己分析を通じて、自分の強みや得意な分野を明確にすることは、保育士としての自信を高め、自己成長につながる重要なステップです。自分の強みを知り、それを活かして保育の現場で輝けるように努力しましょう。

自分の強みを活かすために取り組むこと

個別のニーズに対応する

自分の強みを活かす保育士は、子供たちの個別のニーズに把握することを自然に出来ている人が多いです。
普段から、子どもたちの様子をよく観察し、子供たちがどんなことに興味を持っているのか、得意なことや苦手なことは何なのかということを理解しようと努力しています。
その上で、子供たち一人ひとりに合った適切なアプローチの方法も考えています。
同じ分野の事に興味を持っている子どもでも、特性が違えばアプローチ方法が違います。

例えば、アートに興味を持っている子どもがいた時に、その子の創造性を伸ばす活動を提案します。視覚的な刺激から創造性を発揮する子供には、視覚に訴えるアプローチ方法で遊びを発展させることが出来ます。

また、他者との関りから強く興味を引かれる子どもに関しては、子どもが楽しそうに創作活動をしている姿を見せ、一緒に楽しめる環境つくりを行っていきます。

コミュニケーション力を活かす

保育士の仕事は子供たちとのコミュニケーションが欠かせません。

自分の強みを活かす保育士は、明るい雰囲気つくりが上手で積極的にコミュニケーションを行う上で、子供たちとの信頼関係を築くことに努めている人が多いです。

子どもたちは自分の気もちや考えを上手に言葉で表現できない事もあります。年齢によっては、そのもどかしさから、子ども同士のトラブルに発展したり、興味を持っている遊びを発展させることが出来ずにいる事もあります。

私たち保育士は、そんな子どもの代弁者になってあげましょう。そのためには、コミュニケーション力が必要です。

大人同士のコミュニケーションと違い、子ども相手だったら緊張せずに自分から積極的にコミュニケーションを取ることが出来るでしょう。
特に、それが子どもたちのためになるのなら、自らコミュニケーション力を活かす必要があります。

子供たちが悩みや問題を話しやすい環境を作り出し、心のケアも含めたサポートを提供できるようになれるといいですね。

また、コミュニケーション力を伸ばして保護者とのコミュニケーションも円滑にしていきましょう。子供たちの成長における進捗や懸念事項を共有することで、より良いサポートができるようになります。

興味を共有し、学びを促す

自分の強みを活かす保育士は、自らの興味や趣味を子供たちに共有する機会を設けます。興味を持っていることを通じて、子供たちに新しい体験や知識を提供することができます。
例えば、自然や科学が好きな保育士は、子供たちと一緒に観察や実験を行ったり、自然散策を楽しんだりすることで、子供たちの好奇心や探究心を刺激します。自分の強みを通じて子供たちが新たな興味や学びを見つける手助けをすることができます。

感情のサポートを行う

保育士は、子供たちの感情のサポートも重要な役割です。自分の強みを活かす保育士は、子供たちが感じる様々な感情に対して敏感であり、共感力を持って接します。例えば、子供が悲しいときには慰めたり、怒っているときには冷静に対応したりすることで、子供たちの感情の安定や自己認識の促進に役立ちます。

チームワークを大切にする

保育士は、チームでの仕事が求められることもあります。自分の強みを活かす保育士は、協調性やコラボレーション能力を活かして、他の保育士や関係者と協力しながら働きます。チームメンバーとの円滑なコミュニケーションや意見の共有、タスクの分担などを通じて、子供たちへのより質の高いケアを提供することができます。

自分自身の特性や得意なことを理解し、それを活かしながら子供たちの成長をサポートすることで、充実感ややりがいを感じながら、保育士としての仕事を行うことができます。

自分の強みを活かせる保育士は、子供たちの笑顔や成長を目にすることで喜びを感じることができます。保育士として自分の強みを活かすことによって、子供たちに対してより良いサポートを提供することができます。それにより、子供たちの自己肯定感や自己成長に育むことが出来るようになるのです。

強みを活かした保育の実践的なアイデアと活動例

保育の現場で自分の強みを活かす方法は様々です。例えば、得意な絵画やクラフトを活かして子供たちとの創造的な活動を行ったり、コミュニケーション能力を活かして保護者との関係を築いたりすることができます。以下に具体的なアイデアと活動例をご紹介します。

保育の現場で自分の強みを活かすためには、以下のような具体的なアイデアと活動例があります。

  1. 絵画やクラフトの活動:
    もし絵画やクラフトが得意なら、子供たちと一緒に創造的な活動を行いましょう。例えば、季節のイベントに合わせたデコレーションや手作りのクラフト作品を作成することができます。子供たちは創造的な表現を通じて自己表現や感情の表現を促されるため、あなたの絵画やクラフトのスキルが子供たちの成長に大いに役立ちます。
  2. 音楽やリズムの活用:
    もし音楽やリズムが得意なら、子供たちと一緒に歌や楽器演奏、リズム体操などを行うことができます。音楽は子供たちの感性や表現力を育み、コミュニケーションを豊かにします。また、音楽を使った絵本の読み聞かせや歌の指導など、保育活動に音楽を取り入れることで子供たちの興味と関心を引き出すことができます。
  3. 科学や実験の体験:
    もし科学や実験が得意なら、子供たちと一緒に科学実験や探究活動を行いましょう。化学反応の実験や身近な素材を使った工作、植物の成長実験など、子供たちの好奇心をくすぐる活動を提供します。科学的な思考や探究心を育てることで、子供たちの学びの幅を広げることができます。
  4. 身体表現や演劇の活動:
    もし身体表現や演劇が得意なら、子供たちと一緒に劇やパフォーマンスを作り上げる活動を行いましょう。子供たちが自分自身を表現し、自信を持って発表する機会を提供することで、表現力やコミュニケーション能力の向上につなげることができます。
  5. 語学力や多文化理解の活用:
    もし語学力や多文化理解がある場合、異なる言語や文化の子供たちとの関わりを深める活動に取り組むことができます。例えば、外国籍の子供たちや異文化の子供たちを対象に、言語交換や文化体験を通じた活動を企画しましょう。自分の母国語や文化を子供たちに紹介するだけでなく、他の言語や文化にも興味を持ち、尊重する態度を育むことができます。
  6. スポーツや運動の指導:
    もしスポーツや運動が得意なら、子供たちに対して運動の楽しさや健康の重要性を教える活動を行いましょう。例えば、野外での体操や球技のレッスン、運動会の企画や指導などが挙げられます。運動を通じて子供たちの体力や協調性を促し、健全な成長をサポートすることができます。
  7. 認知能力の育成活動:
    もし認知能力の育成が得意なら、子供たちの知的な成長を促す活動に力を注ぐことができます。例えば、パズルやゲームを使った思考力や問題解決力のトレーニング、図書館や読み聞かせのイベントの企画などがあります。子供たちの好奇心や学びへの意欲を刺激し、認知能力の向上を支援することができます。
  8. 自然や環境に関する活動:
    もし自然や環境に興味や知識がある場合、子供たちの自然への関心を深める活動を行うことができます。例えば、自然散策や野外活動、植物の観察や育成、リサイクルやエコ活動の実践などが考えられます。子供たちに環境への理解や保護の重要性を教えながら、自然とのつながりを育みましょう。
  9. 特別な教育ニーズへの対応:
    もし特別な教育ニーズへの対応が得意なら、子供たちの個別のニーズに合わせた支援活動を行うことができます。例えば、発達遅延や学習障害を持つ子供たちに対して、適切なプログラムや教材を提供し、個別のサポートを行うことができます。子供たちの成長と発達に合わせた個別のアプローチを取り入れることで、彼らの自信や能力の向上につなげることができます。
  10. 知識や専門分野のシェア:
    もし特定の知識や専門分野がある場合、それを活かして他の保育士やスタッフと情報共有を行うことができます。例えば、子供の発達段階や教育方法に関する専門知識を持っている場合は、ワークショップや研修の企画や実施を行い、スタッフや他の保育士と共有しましょう。また、関連する書籍や研究論文の紹介やディスカッションを通じて、より深い学びの機会を提供することも有効です。

まとめ:自分の強みを活かし、充実した保育を実現する方法

保育士として自分の強みを活かすことは、より充実した保育活動を実現するための鍵です。

自己分析を行い自分の強みを明確にすることで、自信を持って仕事に取り組むことができます。

自分の強みを活かすためには、日常の保育活動に工夫を凝らすことや専門知識の継続的な学習が重要です。また、強みを活かした実践的なアイデアや活動例を取り入れることで、子どもたちの成長や発達に寄与することができます。

例えば、自分のコミュニケーション能力を活かして、子どもたちとの対話を通じた関係構築を図ることが重要です。さらに、自分の創造性を活かして、子どもたちの想像力や表現力を引き出すための工作や絵画活動などを取り入れることも効果的です。

自分の強みを活かせる保育士は、子どもたちにとって心地よい環境を提供し、個々の特性やニーズに合った保育を実践することができます。保育の現場で自分の強みを活かし、子どもたちの成長を支える保育士として、日々努力を惜しまず取り組んでいきましょう。