新人保育士の成功への第一歩!社会人マナーとルールを身につけよう

キャリアアップ

保育士として働き始めてから、思い描いていたものと違う現実に戸惑い、どうしたらいいかと迷っている人もたくさんいるかもしれません。

保育士として成長するためにもっとやれることがあるのではないかと考えながらも、保育士の仕事に慣れる事に毎日必死で、あっという間に1日が過ぎてしまいますよね…。

早く一人前の保育士になりたいと思いながらも、何から始めていいのかわからない人も多いでしょう。

そこで今回は、保育士が一人前の保育士になるために、まず身に付けるべき「社会人としてのマナーとルール」についてご紹介します。

実は、保育士1年目で「社会人としての基本的なマナーとルール」をしっかり身に付けることで、これから先の保育士としての成長・スキルアップやキャリアアップに大きく影響することを知っていますか?

それは、社会人の基本的なマナーやルールをしっかりと身に付けることで、仕事に取り組む姿勢や考え方、保育士としての在り方を身につけることができるからです。

そこで、今回は新人保育士が1年目で「社会人として身に付けておきたいマナーやルール」について、詳しく解説していきます。

ほのびこ
ほのびこ

保育士とどう関係あるの??と思う人のいるのかもしれませんが、仕事に対する考え、取り組む姿勢を身に付ける事は社会人としての基本です。ぜひ1度チェックしてみてくださいね。

新人保育士も立派な社会人です。他の職種と違う部分も多いですが、基本的に新人時代に身に付けておきたい「社会人としてのマナーやルール」については変わりません。

新人保育士のうちに、「社会人としてのマナーやルール」をしっかり身に付けておくと、仕事がスムーズに行えるようになったり、周りの人と円滑にコミュニケーションを取れるようになります。

保育士は、保育のスキルを磨く事に着目しがちですが、今回は新人保育士が身に付けておきたい新人保育士が身に付けたい・社会人としての心得10個」と題して、詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • 新人保育士が身に付けておきたい社会人としてのマナーとルール10個
  • 社会人としてのマナーとルールが保育士にどう活かせるのか?
  • 新人保育士が1年目をどう過ごすべきか?
 

まずは、自分がどのくらい出来ているのかチェックしてみましょう!
また、出来ていない項目においては、すぐにでも実行したり、身に付けるようにしていきましょう。

新人保育士が身に付けたい・社会人としての心得10個

まずは簡単に、「社会人が1年目で身に付けたいマナーとルール」の中から、新人保育士に当てはまる項目を10個ご紹介していきます。

ほのびこ
ほのびこ

今の自分がどれくらい出来ているか、簡単にチェックしてみてくださいね!

新人保育士が1年目で身に付けたいマナーとルール10
  • 挨拶(自分から元気に挨拶することができる)
  • 身だしなみ(服装・髪型など保育士として適しているか)
  • 正しい言葉使いが出来る(敬語を使う。正しい言葉で子どもたちに声掛けしているか)
  • チームワークを意識して、協力できる(1人で何でもやろうとしてないか、周りの状況を見て動いているか)
  • 素直に聞く姿勢がある(間違ったり失敗した時に謝る事ができているか・アドバイスを素直に聞き入れる・困った時は助けを求めているか?)
  • 仕事とプライベートのメリハリをつける事ができる(公私の区別をしっかり付けているか)
  • 自分で考える事ができ、わからない事はしっかり確認を取る(わからない事は曖昧にしない。自分で解決できない事は先輩や上司に確認できているか)
  • 体調管理ができる(自己管理を行い、心身ともに健康でいる)
  • 早めの報告・連絡・相談ができる(先輩保育士や上司に対して、報・連・相できているか)
  • 時間を守る事ができる(書類の提出期限を守ったり、保護者への回答期限を守れているか)

どれも基本的な事ばかりですが、改めて見てみると今の自分に足りない事もあるでしょう。

この10項目は、社会人として働く上で基本となる事ばかりです。

もし、自分にはまだ出来ていないと思う事があったら、今からでも遅くありません。まずはこの10項目を意識してみる事から始めましょう。

新人保育士が1年目で身に付けたいマナーとルール10項目については、新人保育士に役立つように、保育士の仕事に置き換えて具体的に説明していきますので、参考にしてみてくださいね。

①挨拶

挨拶は社会人として基本中の基本です。社会人だけでなく、挨拶をきちんとできるかというのは基本ですが、意識していないと自分から挨拶することを習慣化することできません。

保育士は、保護者や同僚の保育士・子どもなど多くの人と関わる職業です。

人とのコミュニケーションを通して、様々な事を学ぶことができます。

その基本となるのが、挨拶です。
気持ちいい挨拶が出来る人は、周りの人に好感を持ってもらえたり、信頼関係を結びやすくもなります。

挨拶は相手からしてもらってからするのではなく、自分から進んでするようにしましょう

そうすることで、相手に好印象を持ってもらえます。
自分から挨拶出来る人は、周りから話しかけやすいので、相手からの信頼も得やすいです。

保育士にとって保護者から話しかけやすいと思われるのは、とても大切なことです。

自分から話しかけるのは苦手でも、挨拶をすることなら、自分から出来ますよね。
まずは自分から、どんどん周りの人にあいさつをしていきましょう。

そうすることで、何か困った時に先輩保育士や上司に質問しやすくもなります。
仕事をしていく上で、自分からコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ることも大切です。

そのために、「挨拶を自分からする」という事はとても大切な事なのです!

新人保育士だからこそ、出来る事もたくさんあります!
保育のスキルは今から徐々に磨いていけばいいですが、基本的な事は今すぐに取り組むようにしていきましょう。

②身だしなみ

社会人にとって見た目はとても重要です。
それは、社会人としてふさわしい服装・髪型・立ち振る舞いが出来ているかという事です。

保育士としてふさわしい服装というものは、それぞれの職場によって違うかもしれません。

保育士の場合で考えると、エプロンを付ける時にはボタンをしっかり留めたり、ジャージなどの長さは自分の丈に合ったものにする、自分の身体に合ったサイズの服を着用するということは基本です。

プライベートでは、自分の趣味・趣向に合ったものを自由に選んでいいですが、職場では、大きすぎてダボ付く服を着たり、Tシャツの丈が短すぎて肌が露出したり、下着が見える事のないようにしましょう。

通勤時の服装にも気を配れるといいですね。職場の行き帰りも誰に見られているかわかりません。完全に休日の場合は構いませんが、園に入る姿・出る姿はいろんな保護者や地域の人の目もあります。

また、子どもを預けるのに安心できる雰囲気の身だしなみが出来ているかという事も保護者から求められてきます。

髪の毛の色については、園によって方針なども違うので、一概には言えません。自分の職場の雰囲気に合わせるようにしましょう。

保育士として身だしなみで一番大切になるのは、清潔感が保たれているかどうかです!

服装や髪型は清潔感を意識しましょう。特に気を付けたいのが手元です。
ネイルを塗っているのは好ましくありません。
それ以上に気を付けたいのが、爪の長さです。爪が少しでも伸びていると衛生面でもよくありませんし、清潔感が感じられないので注意しましょう。

子どもに関わる時に爪の長さは、安全面でも特に注意が必要です。

自分では伸びているつもりがなくても、ちょっとした時に子どもをひっかいてしまう事もあります。できるだけ、爪の長さはこまめにチェックし、常に清潔感のある手元を心がけていきましょう。

③正しい言葉使いができる

社会人にとって正しい言葉使いが出来るのかという事はとても大切です。特に保育士は、子どもたちのお手本になることができる言葉使いをするようにしましょう。

また、目上の人や保護者に敬語を使えない保育士は、印象がよくありません。

日頃から言葉使いを意識していないと子どもたちの前で出てしまいます。

私たち保育士は子どもたちのお手本となる言葉使いをしなくてはいけません。
それは、子どもたちにとって保育士の言葉使いは子どもの言葉の発達に大きく影響してくるからです。敬語をしっかり使って、相手に敬意のある話し方ができるようになりましょう。

いつもキレイな日本語を使いましょう!とまでは言いませんが、誰が聞いていても不快に感じない言葉使いを日頃から身に付けておきましょう。

少し意識して話すだけで言葉使いは正しくすることが出来ます。ぜひ普段から、意識してみてください。そうすることで随分、違ってきます。

④チームワークを意識して、協力できる

保育士になりたいという志が高い人ほど、自分で何でもやらなくてはいけないと思ってしまいがちです。

責任感があるのは良い事ですが、何でも自分ひとりで抱え込むことのないようにしましょう。
雑務など頼まれた仕事を時間内に自分で終わらせることはとても大切ですが、何でも一人でやろうと思わないでください。

責任感がありすぎたり、人に助けを求めるのが苦手で、自分でやった方が楽だと思う人もいるかもしれません。

しかし、よく考えてください。厳しいようですが新人保育士でやれることは限られています。自分の能力を見誤って、何でも自分でやれると思わない方が保育士として大きく成長できます。

出来ない事、助けてほしい事は、素直に周りに助けを求めましょう。

保育士の仕事はチームワークがとても重要です。先輩に助けてもらってばかりで悪いと思わないでください。あなた自身も立派に先輩保育士の助けになることが出来ているのです。

周りの状況を観察し、今の自分に出来る事は積極的にやるようにしましょう。何をやったらいいかわからない時には、周りに聞くようにしましょう。

時と場合にもよりますが、優しく丁寧に教えてくれる人ばかりではないかもしれません。しかし、そこで諦めていては保育士としても社会人としても成長できません。

優しく教えてくれる先輩ばかりだと有難いですが、みんなそれぞれ抱えている状況が違います。
少し嫌な顔をされても、教えてくれたらラッキーくらいの気持ちでどんどん聞く姿勢を持つことが大切です。

⑤素直に聞く姿勢がある

素直に聞く姿勢があるという事は、素直に受け入れることが出来るかどうかという事です。

保育において何らかの失敗をしたり、保護者に連絡を伝え忘れていたり、新人保育士の間はみんな失敗が付き物です。

自分から素直にミスを認め、素直に謝り改善策をすぐに行いましょう。

また、先輩保育士や同僚から指摘されたり、アドバイスをもらった時には、自分の意見と違う場合でも一度素直に聞き入れるようにしましょう。

周りの意見や考えを聞くという事はとても大切です。アドバイス通りに何でもやる必要なありません。
それぞれの保育観や価値観は違うのは当然のことです。しかし、周りの意見を素直に聞き入れる姿勢は大切です。違う部分もあると思いながらも、最後まで話を聞くことが出来ると自分の成長につながっていきます。

そして、素直に意見を聞いたうえで自分で解決できそうにない場合は、更なる助言やサポートを求めるようにしましょう。

社会人として仕事をする中で、困っていたら誰かが助けてくれるという受け身の考えはやめた方が良いですね。もちろん、困っている時に助けてくれる人もたくさんいます。

しかし、自分が助けを必要だと感じたのなら自分からサポートを受けたいと申し出る事が何より大切です。

そうすることで、周りもあなたが困っているのを見たら、自然と助けてくれるようにもなります。

周りに支えられて成長するには、日々いろんなことに一生懸命取り組み、助けてあげたくなる雰囲気を作っていく事も大切ですよ。

⑥仕事とプライベートのメリハリをつける事ができる

仕事に一生懸命取り組むには、プライベートも充実させる必要があります。

仕事が楽しいのは良い事ですが、仕事ばかりになるのはあまりお勧めできません。

それは、仕事で何か悩んだり落ち込んだ時に、仕事ばかりを一生懸命やっていると、仕事がうまくいかない事が自分にとって大きなストレスになるからです。

いつでも真剣に真面目に取り組む姿勢も大切ですが、時には適度に出来る自分を持ちましょう。

そのためには、趣味を持ったり、好きな事を仕事以外で作るといいですね。

「今は仕事を覚えるのが大事だから、プライベートの充実まで考える余裕なんてないよ!」と思う人も多いかもしれません。実際、私も新人保育士時代は仕事に慣れるのに毎日必死で、プライベートの充実なんて少しも考えられませんでした。

それはそれでいいと思います。しかし、少し気持ちに余裕が出てきたら、プライベートを充実させてみようかなというくらいの気持ちを忘れないでくださいね。

そうすることで、心身のバランスが取れて、仕事への意欲も起こりやすくなります。

また、逆の場合も注意が必要です。
プライベートの時間を充実させ過ぎて寝不足になってしまったり、体調管理が出来ずにすぐに体調を崩してしまうのは問題です。

翌日に仕事がある時は、次の日の仕事に影響がない程度で切り上げるという公私の切り替えも必要です。

また、職場の同僚とプライベートで付き合う機会が増える事もあるでしょう。

園以外で会う場合は、親しい関係性を自分たちで楽しむことは悪くありません。しかし、園の中でも友だち感覚で呼び合ったり、プライベートな話で盛り上がることのないように気を付けてください。仕事とプライベートの区別がしっかり出来る事で、周りからの信頼も得やすくなります。

職場ではしっかりと同僚として接するように心がけましょう。

⑦自分でしっかり考え、わからない事は自分で確認を取る

新人保育士時代は、わからない事がたくさんあります。
同じ保育士でも、園や施設が違うとやり方やルールが違うことがたくさんあります。
細かい部分まで順序が決まっていたり、園独自のシステムを構築している所もあるでしょう。

それらを全て完璧に最初から覚えるのは難しいです。
そんな時、わからない事は周りに聞いて教えてもらったり、一度聞いたことでもわからなくなったら、もう一度確認を取りながら仕事を進めていくでしょう。

もし、わからない事があったら周りに聞くという姿勢はとても大切です。しかし、何でもかんでもわからない、覚えきれないからと言って聞いてばかりいては周りの仕事も進みません。

わからない事を自分の考えで勝手に進めていくのは問題外ですが、
わからない事があったら以前聞いたことと同じような事はないか、今まで質問したことを応用して実践できる事ではないかと自分で考えてみましょう。
「自分の頭で考える」ということは本当に大切です。自分の成長にもつながるし、考えの幅も広がります。

わからない事を聞くことも大切ですが、何でも聞けばいいという考えを持つことのないように気を付けてください。質問する・相手に聞くというのは、相手の時間を自分のために使ってもらっているのです。それはしっかり覚えておきましょう。

質問したり、聞くことを躊躇する必要な全くありませんが、質問したり聞いたからには、しっかりと次につながる行動を移していくように心がけていく事が何より大切です。

⑧体調管理ができる

保育士にとって、心身ともに健康であることはとても重要です。

なぜなら、保育士の仕事は体力を使います。すぐに体調を崩してしまったり、心のバランスを崩してしまうと続けていく事が難しくなります。

そのためには、自己管理をしっかりして体調管理が出来るようにしておくことが大切です。
基本的な事になりますが、栄養バランスをしっかりと取ってしっかり休むことも心がけましょう。
特に睡眠不足になると、体調を崩しやすくなるので気を付けておきましょう。

新人保育士時代は、仕事に慣れるのが必死で体力も消耗しがちです。自分で気掛けて、体調管理をするようにしておきましょう。

心身の健康が保たれていると、失敗したりミスした時に心が乱れることが少ないです。
新人保育士時代は、失敗やミスがつきものです。失敗やミスを反省して改善点を見つけ、次につなげる事は大切ですが、いつまでも気を取られて落ち込んでばかりはいられません。

心身の健康が保たれていると、気持ちの切り替えがうまくできて、次へとつなげることができるようになります。そうすることで、保育士としての成長をすることができるようになります。

⑨早めの報告・連絡・相談ができる

仕事をする上でとても重要になるのが、「報告・連絡・相談」です。

新人保育士の頃は、本当にわからない事ばかりで、何を聞くべきか、何を自分で対応した方が良いのかという事がわからなくなります。

基本的に、保護者とのやり取りで何かあった場合は事の大きさに関わらず、
先輩保育士や上司(主任保育士・園長)に報告し、対応について相談した上で行動するようにしましょう。

保護者とのやり取りの中で起こった出来事が些細だと思っていても、初動の対応によって大きなことに発展し問題になることもあります。

保護者とは信頼関係を築く事が重要です。
しかし、新人保育士というだけで不安を感じていたり、要望を強く訴えてくる保護者もいるのは事実です。

そんな状態で、自分だけの勝手な判断や報告漏れがあると大きなトラブルに発展する恐れがあるので、十分気を付けておきましょう。

まずは、自分ひとりだけで対応することのないように気をつけておきましょう。
報告し、現在の状況をこまめに周りに連絡することで、共通認識ができます。
対応に困った場合も、相談しながら進めていく事で、より解決に近付く事ができます。

新人保育士の頃は、常に頭の中に「報告・連絡・相談」を置いて対応するようにするといいですね。

⑩時間を守ることができる

時間を守ることは、社会人として基本中の基本です。

時間を守れないと、すぐに周りからの信用を失います。
一度失った信用を回復するには、時間も労力も大きく費やします。
そのために、時間を守るということは特に重要視してください。

信用を回復できればいいですが、うまくいかないこともあります。
そのために、時間を守ることには特に気をつけましょう。児童記録や月案などの提出期限は決まっています。

保育をしながらだと、書類記入や作成の時間を勤務時間の中で取ることは厳しいかもしれません。

行事の準備や日々の保育の準備もあるでしょう。しかし、置かれている状況は他の保育士も同じです。

自分なりの時間管理術を見つけ、しっかりと時間を守る行動を身につけていくようにしましょう。

社会人としてのマナーとルールが保育士にどう活かせるのか?

ここまで「社会人としてのマナーとルール」について、保育士の場合で考え、詳しく解説して見てきました。どれも基本的な事ですが、基本的な事が出来てこそ、1人前の保育士になれます。

新人保育士が1年目で身に付けたいマナーとルール10
  • 挨拶(自分から元気に挨拶することができる)
  • 身だしなみ(服装・髪型など保育士として適しているか)
  • 正しい言葉使いが出来る(敬語を使う。正しい言葉で子どもたちに声掛けしているか)
  • チームワークを意識して、協力できる(1人で何でもやろうとしてないか、周りの状況を見て動いているか)
  • 素直に聞く姿勢がある(間違ったり失敗した時に謝る事ができているか・アドバイスを素直に聞き入れる・困った時は助けを求めているか?)
  • 仕事とプライベートのメリハリをつける事ができる(公私の区別をしっかり付けているか)
  • 自分で考える事ができ、わからない事はしっかり確認を取る(わからない事は曖昧にしない。自分で解決できない事は先輩や上司に確認できているか)
  • 体調管理ができる(自己管理を行い、心身ともに健康でいる)
  • 早めの報告・連絡・相談ができる(先輩保育士や上司に対して、報・連・相できているか)
  • 時間を守る事ができる(書類の提出期限を守ったり、保護者への回答期限を守れているか)

1つずつチェックしていくと、出来ている部分とそうでない部分があると思います。

大人になると基本的な事は出来て当たり前。出来ていなくても、誰かが指摘したり教えてくれるわけでもありません。

大切なのは自分でしっかりチェックして、出来ていない部分や足りない部分は補うことです。

そうすることで社会人の基本が身に付きます。これを保育士としてどう生かすかという事は難しい事ではありません。日頃から意識するだけで、自分の仕事に取り組む姿勢も少しずつ変わってきます。そうすることで、自然と保育士としての仕事にも生かされていくのです。

「社会人としての基本的なマナーとルール」は、保育士の仕事をする上で役に立つことばかりです。

ぜひ、日頃から気にかけて、自分に出来るかという事をチェックしておきましょう。

新人保育士が1年目をどう過ごすべきか?

新人保育士が、1年目をどう過ごすかという事は本当に大切です。ある調査によると、新卒後3年以内に保育士を辞める人がとても多いという調査結果が出ています。

それには、色んな原因があると思います。

その中の1つに、保育士としての志を持って働きだした新人保育士が、社会人として未熟なままで保育士としてもスキルを磨こうとすることで負担が大きくなっていたり、周りが新人保育士に一人前の保育士に少しでも早くなってほしいと成長を期待しすぎる事もあるでしょう。

新人保育士だからと言って、何もわからないと開き直るのはよくありません。

しかし、実際に社会に出て保育士として働く上で、わからない事がたくさんあり、身に付けなくてはいけない事がたくさんあることをしっかり知っておきましょう。そうすることで少しは心構えができるようになります。

保育士として働き、一人前の保育士になろうと頑張る途中は本当に心身ともにつらい事もあるかもしれません。
自分には保育士を続けていけないのではないかと不安になったり、投げ出したくなる日も来るかもしれません。

しかし、私たち保育士の中心は子どもたちです。

子どもたちの成長や笑顔のために努力できる部分がたくさんあります。子どもたちのために頑張っていきたいと思う事が自分なりに一つでも多く見つかると、それを頑張ることでやる気にもつながります。

辛くなるまで頑張る必要は全然ありません。失敗したり、ミスしたり、時には怒られてしまう事もあるかもしれません。しかし、それはあなた自身が保育士としてダメだというわけではありません。

保育士も子どもと同じです。一人ひとりが保育士として成長するスピードが違ったり、得意な事や苦手な事があるのです。

何でも完璧にやる必要はないのです。

失敗をしたり、何かにつまづいて悩んで乗り越える事が出来る保育士こそ、子どもたちの良き理解者になれると思いませんか?

あなたらしく、自分の良さをしっかり理解してみましょう。まずは、自分の強みの中で保育士として働く上で活かせることがないか、ゆっくり考えてみる事から始めるといいですね。

保育士1年目は、焦らずじっくり自分と向き合う事に気掛けていきましょう。

決して、自分を責めたり焦ったり、落ち込みすぎる事のないようにしてくださいね。

みんな新人保育士の頃は、いろんな失敗をしたり、経験を重ねながら学んでいるのです。
きっと前向きな姿勢で日々過ごせると、これからの成長にどんどんつながっていくと思います。

保育士としての自分に誇りを持つことが出来るようになるために、努力し続ける事を忘れないでください。皆さんが、保育士として自分らしい保育が出来るようになることを心から応援しています。

子どもたちの笑顔のために一緒に頑張りましょうね。